うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

手練れアルミ職人

2年前に隣地が解体、分譲住宅が新築されるので境界にブロック+フェンスを作って欲しいと依頼を受けてお客様からテラス屋根増設のご依頼が。

庇や既存テラスが入り組んでメッチャ難しい・・・
木で計画をつくってみたら、難しさが理解できたよ。

木でつくるとこんな外観です。
基礎も半端なくつくらないといけない、ボルト類は全てステンレス製など考えることが多々。

結局はお客様の意向でアルミ製に。
耐風タイプのごっついアルミテラス。アルミの肉厚が通常の倍だよ。

こんな複雑さ。垂木掛けというものが庇に取り付け。

柱も掘削して根巻。

見ただけで複雑とわかると思います。

ポイントは庇につける掛けです。これが納まれば後は通常の納めに。

屋根のポリカが貼られてきたよ。

お隣さんの建物に柱を固定しないよう柱を自立。

そして完成。

こういう難しい時は手練れのアルミ職人が来る。
手練れの大工と共通しているのは、段取りを第一にしていること。
段取りが決まったらその通り進める。
段取りに時間をかける。これですべてが決します。
ダメ職人は現場で考え事が多い。ボーと突っ立っているようではきれいに仕上げられないものですよ。

難しい施工だから、スーパーにベテラン職人さんを連れてきてくれたのは感謝。
じゃないと2日でできないよ。
職人さんと話をしていても要点がしっかりあって流石。
またこの方たちに依頼したいね。

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