うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

当時も今も変わらないこと~築四半世紀オーナー様宅訪問

長いお付き合いのオーナー様宅に伺ってきました。
ご主人様はリタイアされ、今は悠々自適の毎日。
羨ましいですわ(笑)
私なんぞはリタイアの目安もない。そりゃそうだ、事業主だもんね・・・
バトンタッチの目安だけはつけておきたいが、まだまだ身体も脳みそも健全そうなのでそこは水面下で考えることにして一点集中で。

玄関ドアは木製のセレマードという商品。

気密がメッチャ高い木製サッシです。今はもう作っておらず、キーのメンテナンスのみ。

随分と前のものだけどかっこいい。材は米松ピーラー材。

米松でも素性の良い目細なものをピーラーと言います。
まだまだ使える。

写真左に見えるのが丸太の大黒柱。ここが吹抜けになっています。

天井は踏み天井。梁も太い。
築年数を経てますが、古さを感じさせないデザインだよ。
こうしてオーナー様邸を訪ねると喜びが湧きます。
当時からちゃんと作ってあるからゆえの今ですもの。
施工、職人、素材、どれ一つとっても今と変わっていません。
変わっちゃいけないことがある。
トレンドに左右されないのは時代遅れとも言われますが、住宅は長年培ってきた先人たちの知恵と知識が詰まっている。
いいものはいいのです。
時代遅れで結構。
そういう姿勢を評価して下さるお客様とのご縁が私たちの全てです。
オーナー様宅を見て、妥協なき提案を今でも貫き通す自分ですが、このままでいくよ。
時代遅れと言われるのは誉め言葉かな~

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