うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

本物の木だからねー

再私たちの会社は構造材、下地材、造作材含めて奥三河のヒノキ、杉をたくさん使っています。
現場ではこれを使った残材がたくさん出ますが、普段はリサイクル業者に持っていってもらってます。
その中でしばしばこの廃材を取りに来てくださるのがオーナー様。
昨日Instagramに取りに行きたいと言うメッセージをいただいたようで、早速ゴミのバケットから取り出して準備。

大半がヒノキと杉材。
オーナー様はアウトドアが大好きな方で、ご自宅でも薪をくべてアウトドアされているそうです。
オーナー様のご自宅は周りが田畑であまり煙が出ることを気にしなくてもいいのかなと思いますが、このように使ってもらえるのは肌木も喜んでいると思います。
樹木はCO2を吸収して大きくなります。
固形と言う形で残っているとCO2をその場に留めてくれると言う素晴らしい素材なのですね。
木を燃やすと環境破壊だ!しばしば漏れ聞きますが、それを言ってしまったら車などは絶対乗ってはいけません。化石燃料を燃やしてエネルギーにすると言う事は、今まで空気中になかったCO2が増えると言うことになります。
木材は空気中のCO2を吸って成長→燃やすとその空気中に戻す→ CO2の量は変わらないと言う循環が大昔からあっります。
化石燃料を炊くことでCO2が増大し地球温暖化を促進していると言うことが実態だと思います。
木材を固体から気体に戻すことは自然の循環なのですね。
その意味でもオーナー様が木材を持っていって下さって、薪として使ってもらえる事は非常に嬉しいことです。
木材といっても集成材を燃やすとダメだよ、接着剤でひっつけているので、石油由来の接着剤だと新しいCO2を大気中に出すことになるので。
私たちが導入している無添加住宅は集成材の接着剤に米ノリを使っています。
皆さんが食べている米をすりつぶして接着剤にしてるんですよ。インターネットから画像は失敬しました…

いちど試してやってみてください。
かなり強い強度で接着されます。
はがしたかったら水の中に入れればきれいにバラバラになります。
昔の仏像は米法を使って接着していますよー。
先人たちの知恵を使って家は作っていきたいね!

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