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劣化しない小さな工夫

先日インスペクションで訪問したお住まい。

外部の板塀がナイスでしたねぇ。

板の割れはあるけど、それはよくあること。自然の木は割れます。割れが嫌だったらアルミだよね(笑)
それ以上に施工に工夫がされていてナイスでした。
まずビスのラインが垂直にラインが通っててきれい。ダメ職人がやると、ビスが整列せず右に左に上下に乱れて打ってあったりする。美的感覚ないのかよ!と言いたくなる。

それと長持ちの秘訣がやってある。


アルミの支柱にステンレスのビスで打ってあります。
これだけで傷まないのですよ。
よくステンレスではなく、亜鉛メッキのビスを使ってるのを見かけます。
腐っているところの大半は亜鉛メッキビスをつかってある。

亜鉛メッキは錆びます。
錆びるということは水気があるということ。
木に水気が残った状態で推移すると腐朽菌が発生し、腐れが出てくるという流れ。

ステンレスは錆びません。
すなわち水気が消えていくという事。おまけに垂直に立てる板塀なので、ウッドデッキのようにビス穴から水が入りません。

また支柱のアルミも水気がすぐに切れるので、板に水気が溜まらない。
これだけのことで長持ち。
塗装云々と言われますが、塗装しなくても長持ちするものですよ。
ウッドデッキも上からビスを打ってはダメ。
下から打つのです。手間がかかるよ、大工さん大変。
手間がかかった分、コストはアップするけど長持ちする。私はそっちを選択します。

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