うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

築10年床下

床下のチェックは点検口から。

とっても状態良し。

給水給湯排水配管がきれいに並んでオッケー。床を支える鋼製束もべた基礎ベースに接着剤と釘で固定されオッケー。

奥に見える基礎パッキン換気もしっかり穴が見えてオッケー。

人通口の配管並びもオーケー。

このように我々が施工したお客様のお住まいの床下を見ると、思わずにやっとしてしまいます。

2年ほど前に見た新築分譲住宅の床下…こんなきれいではなく、コストカット、とにかく早く、使い回しの材料を場当たり的に使う、ゴミだらけ、断熱材を切り刻んでしまっているなどなどびっくりしたことがあります。

表面上の事しか見ない昨今の住宅販売の現場。長く住むには見えないところがとにかく大事なんです。

職人と言うのは、コストカットされたら、それなりの仕事しかできないのが正直なところです。大半の職人は、まともな人が多い。予算に応じて手間の掛け方が変わってくる。

問題なのは、発注する側の姿勢です。コストカットすれば、それなりの建物で表面上のものだけ良くする風潮がすごくある業界です。

それはお客様が見えないところに心を砕かない風上も輪をかけていると思います。

私が大工の修業をした頃は、見えないところに指摘をするお客様がたくさんいて、めちゃめちゃプレッシャーがあったものです。

それだけ見る力もお客様にはあったということですね。そのお客様のおかげで、やっちゃいけないことはたくさん学んだ気がします。

ぜひぜひ建物を見るときは、床下や天井裏を見て、まず汚かったらアウト。正しい施工写真を見た上で現場を見ると?が出てくるはずです。長くするにはここがコツ。

正しい施工かどうかはわからない時は、信頼できるサポートしてくれる人を探すこと。そういう人と巡り会うには、実際に会ってみて、自分たちのことを考えて動いてくれる人かどうかを感覚的に見抜くこと。少しでもきな臭いと思うかどうか?大切なところだと思います。

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