うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

美しいものを見て感性を養う

エンタメニュースで66歳同期の桑田佳祐、世良公則、char、佐野元春、野口五郎がチャリティーソングをリリースするとあり、思わず高校から二十歳の頃を思い浮かべた私。レコード屋でなけなしの小遣いを叩き、サザンのアルバムを買いに行ったものなぁ。特にお気に入りは佐野元春。擦り切れるぐらい聴きましたよー。カラオケ行っても必ず歌うのが佐野元春(笑)

斬新な曲想、アレンジとメッセージ性のある歌詞が好きだよ。今聴いても古くない。タイトルとは異なることを書いてますが、音楽を楽しむのも感性を養う良い時間だと思います!

話は本題〜建築は美でなくてはならないといつも思います。
美観形成とよく耳にしますが、街の美観はほぼ建物で決まりますよね。

ヨーロッパの街並みはテイストが同じで街のイメージは誰でも脳裏にあると思います。
石畳の道路に、石を使った屋根に外壁は塗り壁。ネットから失敬しましたが・・・

このイメージがヨーロッパ。日本は??というと現代はバラバラ。

昔はこんな風だったよね。私の子供の頃もこんな街並みが残っていたもの。

名古屋の近くにもまだ現存している街がある。美濃、高山など。美しい。ただ美しいと感じる。

ただ現代の建築法規でこの街並みが作れるかと言ったらノーです。

防火対策だ、省エネ断熱しろ、耐震補強だとやっているととてもじゃないが、この街並みはできないです。そんな中でも何とか味わいのあるテイストを創っていかないといけない。

街並みを見るのも良し、そして部分的でも日本的な美を学ぶのも良し。

何年か前に松平郷に行きました。徳川家康の郷里です。

ここ地味だけどとってもいいよ。

神社があり、その天井に見事な漆絵が・・・家康没後400年を記念したものとのこと。

全て松平郷にある野草を観察して書いたものと宮司さんがおっしゃっていました。

凄い。これぞ日本の美。

野草一つに魂が入る。海外の人が見たら感動間違いなし。
このような文化が崩壊しようとしています。
建築から日本的な美を採り入れた提案をやっていきます。小さなことからでいいと思います。
美しいものを見ると、日本という国が脈々と培ってきた文化と必ずぶつかります。

やっぱり日本人というDNAはつながれていくんだろうと感じます。

松平郷いいよ。ぜひ。http://www.matsudairagou.jp/

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