うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

飫肥杉という材

昨日から店舗大改修工事がスタートしました。
そこのお店は環境、健康を柱とする企業様。
私たちも細心の配慮をして素材提案してまいりました。
ベースは漆喰ですが、木材に飫肥杉というものを使っています。
家具を一通りこの材で製作しています。



飫肥杉って?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
宮崎の飫肥地方の杉です。
昔は木造船の材として使用されていた水に強く、シロアリにも屈強な杉です。
飫肥杉の由来はここから→http://www.kushima-shinrin.or.jp/about-obisugi.php 
飫肥杉の強さはここから→http://www.taka-moku.co.jp/user_data/obisugi.php 
この材は触っていると手がツルツルになります。
私の感覚ですが、桧と近い脂っ気をもっており、温暖地域で育ちが早いのに屈強に材に育ちます。
普通は育ちが早い木材は軟弱で、良材とは言えません。
一枚目の写真を見ても、一年でこんなに育つのかとびっくりするほどの年輪ですよね。
土壌の影響も大です。
材木は育った土壌で大きく性質が異なります。人間と同じです。環境が異なると性格も異なりますもの。
我が家は4人の子供がいますが、全員違います。
同じ環境で育ったのに、一つだけ違うのは1番から2、3、4番という順序があること。これが全員違う一番大きな要因じゃないかと私は思います。
飫肥杉から杉でも産地にょってマチマチと知ってくださいね。
こんなものもつくっていますよー。


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