うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

美しいデザインをつくるためには

木を使う工務店はデザインがちょっと野暮ったいことが多いのは事実です、笑。
木は使い過ぎても少な過ぎてもダメなんですね。
人間は綺麗、綺麗じゃないの判断は一瞬でします。
一瞬でキレイと判断するのは全体ではなく細部が肝心なんですよ。
細部のディテールにこだわる。
ディテールとは・・全体に対する細かい部分のことを言います。
細部が美しいと全体が引き締まってキレイに見えます。私はジャズが好きで、1950年代のモダンジャズレコードを
結構持っていますが、こういう美しいものを見ていると、自然と目が養われます。

私が愛してやまないテナーサックスジャズメン「スタン・ゲッツ」のザ・サウンド。
音が聴こえてきませんか?サックスの下が切れていますが、これがこだわったディテールと思います。
ゲッツの右横にぼやけて見えるのが、おそらくシンバルじゃないかな?途切れてぼやけているデザインだから、メッチャ
渋く感じます。

上の二枚のジャケットではなにを感じますか?
普段見るものでもデザインのヒントがあります。いいものを見て目を肥やす。
大切なことですよね〜。
建築もデザインの集合体。高さ、横幅、奥行き、色合い、形など様々な要素がありますが、よく目を凝らして見て考えると何通りものデザインが生まれます。私はジャズのジャケットから音が鳴るものがいいものだと思っています。住宅には、デザインを通して空気感が全てではないかなと思います。空気感・・・見えないから厄介ですが(-_-)、だから面白い。目を肥やします★

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