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築47年(昭和53年築)戸建て拝見 その5

造作材諸々になりますが、まずは建具。建具の面材が米松の浮造りという珍しいもの。春から夏に育った夏目の部分を削り取って冬目を浮き出したもの。

写真じゃ伝わりませんが、絶妙な雰囲気があるよ。

ホールは花梨のフローリング。それも幅広。これ高いよ。鈍い光沢が美しい。

こちらはキッチンの花梨フローリング。幅がホールより狭い。シミもあるけど、これってね、削ったりすれば新品だよ。フローリングをサンダー削りして新品同様にすることもできる。

こんなこともできるよ。プロがやると蘇る。

腰付きガラス障子。腰板に注目。

桧の幅板を化粧画鋲釘で仕上げている。

中心部に2列並べているのがセンスがいい。

敷居もなんと花梨。

巾木も花梨。

こんなにたくさん花梨を使って仕上げている。当時の建築主は「贅を尽くした」と間違いなく思っている。俺の家はすごいだろうってね。

また照明がめっちゃいいんです。

杉材で組子をあしらった逸品。これ、いくらだったんだろう。50000円ぐらいかなー?

当時の大工親方の日当が8000円ほど。見習いの私は2000円です💦。

3万円だったとしても親方の四日分に当たる。今なら10万円レベルのものかもしれないです。

こういうお住まいは耐震補強して維持してほしいといつも思います。インバウンドの人が見たら「ブラボー」と言うよ。日本の伝統的な旅館も同じような設えがしてある。我が家の魅力を再発見してほしいといつも願っています。


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