碧南市の藤井達吉現代美術館で家康の家臣として仕えた永井直勝の没後400年を記念した長田・永井一族の企画展にぶらっと。メジャーじゃない家臣ですが、展示内容は濃厚。

とてもよかった。複製ではない本物の史料がずらりと展示されており、見張り役のスタッフさんの配置も結構な数。人気の企画展なんだろうね。写真は一切ダメ。すごい地図などもあったが、こればかりは仕方ないね。
平日なのに人も結構いたよ。
美術館から真向かいに見えるのが、九重味醂の看板。名古屋では知られた味醂屋さんです。
そのフロントに行くと・・・

立派な門構えの向こうに珍しい腰板が・・・
押さえの横桟の奥にあるのは、檜皮?と思ったけど、近づくとノー。

竹を小割にして腰板にしている。

それも節がそろった状態で。竹が平面になっているのでわからんかったです。
素敵だなーとここで10分費やす。道行く人が??って感じで私を見ているのがプチ恥ずかし。
初めて見るんだもの、これ。そりゃまじまじ見てしまいますよ。
アイデアだなーと感心ばかり。
竹を小割にするのは難しくないよ。
鉈で木口を叩けば、真っすぐ割れる。
昔、大工仕事で使う竹をよく割ったものです。気持ちいいぐらい割れるので楽しいけど、この腰板の竹は巾15㎜ほどで割ってある。めっちゃ大変。
でも完成は素敵デザイン。
節の部分を乱にしているのもいい。
乱とは、同じ位置で貼っていくのではなく、上下に位置を変えて貼っていくこと。
「乱」で貼れ!!!とか親方はよく言ってたよ。
日本人の繊細な感性がこういう表現に現れる。この味醂屋さんはランチをやってて、大賑わいでした。待ち人多々。私は店内で買い物。味醂を買って、味醂入れの芋チップ買って、細微は味醂入りソフトクリーム。これが濃厚な味わいでおいしかった。店の外のベンチでいただきましたが、もう一ついただきたいぐらいでしたぞ。
どこかのタイミングで義母を連れて行こうと思っているよ。ランチにね。
https://kokonoe.co.jp/k-an
