JJ Johnsonの中で一番のお気に入り。
とにかくどの曲も美しい。淀みのない澄みきったという表現がピッタリ。珍しいのは、リーダーのJJが入っていない曲が複数あること。

JJのトロンボーンはいつもスタイリッシュ。それだけでも十分なのに、ピアノ、テナー、フルート、クラリネット、ドラムスがまた凄いのです。

トミー・フラナガン・トリオになっているSO SORRY PLEASEなんかはピアノの指先を感じるほどのすごさで、ドラムスのエルビン・ジョーンズもその緊張感からかしびれるドラミングを披露してくれます。
ドラムスにだけ耳を傾けてたくなるのは、ピアノが素晴らしいタッチでバンドマンを引っ張ってるからさ。またこのSO SORRY PLEASEはバド・パウエルの曲。トミー・フラナガンがバドの曲を弾くのは貴重だよ。
以前はこのアルバムではLOVE IS HERE TO SAYが一番好きだったけど、この数年はSO SORRY PLEASE推しです‼️マジマジ聴き入ってしまう。
またIT COULD HAPPEN TO YOUはボビー・ジャスパー・カルテットになってて彼のフルートが素晴らしく美しいのです。
最初に聴いた時は何だかか細くてイマイチと思ったものでしたが、バックのトリオが奏でるメロディーが最高。エルビンのブラッシュが炸裂してフルートを追っかけてるのがいい。
あまり人気がないアルバムだけど、とてもいい内容だと思います。
特筆してこれが!!!ってのはないのかもしれないが、染み入るように聴くには最高です。
リラックスしたJJはブルー・トロンボーンというアルバムもあるが、個人的にはこちらが一番。
最後に「澄んだ真水に泳ぐ鮎のよう」と私の旧Yahoo!ブログにコメントくれたジャズクラブオーバーシーズの女将さん推薦の「LOVE IS HERE TO SAY」をアップしておくよ。言い当て正に絶妙ですぞ。
