うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

これも国産で

構造材、下地材はオール国産~国産と言っても地産地消だよ。
奥三河材を一貫して採用している私たち。
それは地場産業を守るために、森を守るために、水を守るために・・・
川上から川下へという言葉が20数年前の地場工務店の合言葉でした。
森の木を活用しすることは、二酸化炭素を木材という固形物にストックしていくこと。
そして植林を行い、二酸化炭素を吸収して育てること。
森が整備されれば、川が豊かになる。
川下の都市部で木材を活用することで都市部がオアシスになる。
そういう循環を作っていこうと声を大にしてやっていたものです。

最近はそんなことも興味も評価もなくなって、地場工務店が苦戦しています。
デザイン力は大差なし。
どの工務店もデザインはできる。
でも国産材を使うことはコストが上がる。無垢の材は手間もかかるからね、安請けする大工ではできないのです。

コストが上がっても半世紀容易に維持され、次世代にもつながるものであれば高いものではないと思うのですが・・・

少し嘆きを書きました(笑)

そんな風潮の今ですが、私たちは貫きます。闘いだよ、これは。妥協はできない。

妥協して媚びうる経営はご免です。
使命があるんだもの。徹頭徹尾奥三河産の材を使っていきます。
話は変わって・・・

この榊も国産です。
スーパーで売っている大半は中国産。

すぐに枯れる。枝ぶり、葉ぶりも勢いがない。

私が自宅と会社で使っている榊は国産で決めていますが、なかなかないんですよねぇ・・・

ヒサカキなるものは、ネットでもよく売ってるけど、真榊となるとなかなか・・・
なので地域に足を伸ばしたときに必ず道の駅に行きます。
そこには都市部では考えられないほど安く、立派な真榊が手に入ります。
枯れないように大事に使っているよ。長く持って3か月。
スーパーのものは1週間。

蝋燭も和ろうそくを使っています(笑)洋ろうそくは石油製品が多く、真っ黒な嫌な臭いの煙が出るけど、蝋や菜種からできたろうそくは全然違うよ。

地場産業のものを使いたいといつも思っています。少し高いよ。でも使ってあげないと。

いろんな思いがあるけど、国産、地場産業をキーワードで買い物はいつもしたいと思っています。

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