最近はYouTubeで大工仕事があちらこちらに出てますが、そうだよな!と思えるものは少ないと思います。
出来合いの資材を引っ付けるだけで誰でもできそうだもの。
本物の大工仕事は見えないところにひと手間かけます。
ラストスパートにリノベーション現場で羽目板貼りの一コマ。
溝をついた見切り材に羽目板を差し込む。
![](https://www.ueyama.com/wp-content/uploads/2023/03/018EB2E3-E718-42E2-89A2-86171BF425EF-768x1024.jpeg)
![](https://www.ueyama.com/wp-content/uploads/2023/03/DF5608AA-2F90-4C5A-997C-1FF4DB66030A-768x1024.jpeg)
差し込み完了。
![](https://www.ueyama.com/wp-content/uploads/2023/03/00B2139C-E7D5-4FFF-83BD-DFC5E1B25564-768x1024.jpeg)
上から見ると…
![](https://www.ueyama.com/wp-content/uploads/2023/03/8C5C7328-2CFB-4769-A467-63B6EB192A28-768x1024.jpeg)
羽目板が収縮して縮んでも隙間が出ない細工です。
昔はこんなことは当たり前で大工の基本中の基本。つけた木材がすいてしまうと大工仕事としてはレベルが低いとなるからねー。
昨今では上級の仕事になっちゃうな(笑)
昔なら当たり前なんだけど…
既製品ばかり使ってるとこう言う細工ができなくなるし、こういうやり方があるのも知らずに終わってしまう。
古い建物を解体すると至る所にこのような見えないひと手間があり、解体も難航する。溝を切り差し込む、大工仕事の基本中の基本。知っててくださいね。
![](https://www.ueyama.com/wp-content/uploads/2023/03/8DF53446-01FC-4622-8717-56CE1EED7F9D.jpeg)
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