築50年を超えるお住まいに行くと必ず見てしまう和室の襖の手掛け。
これは真鍮製。
時間と共に銅色になっていい艶感出ていますぞ。

そしてこれは漆塗りに紋様を描かれている。

昔の職人って遊び心がすごいよね。

使っている人は気にも止めないと思うけど、これを何回も触って使ったことは
記憶にインプットされているはず。
これが思い出となって残っていく。
本物の素材だからそうなると思います。

時間が経つほど深みが増す。
道具は使うほど良くなると言いますが、これも同じですね。
こういう遊び心を現代にも入れたい。
そのためには予算をお客様に出していただかないとできないよ。
オリジナルで作ったものが多い家ほど、どんどんと愛着が増す。
思い出が染み込む逸品になっていく。
そんな家がいいな。
モデルのリニューアルは一点ものでお見せしています。
一点ものは世界で一つ。
同じものは2度と作ることはできない。
そこに醍醐味と浪漫があります。
建築っていいなって思う瞬間は、このような一点ものを発見した時だよん。