うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

地域の家だからね!

最近は金太郎飴のような考え方がこの業界には浸透しています・・・日本全国どこでも同じものを建てるっておかしいです。
「樹脂サッシ」というものがあります。
どうして樹脂サッシを使いたいかというと、結露しない、断熱性能高いという理由です。
ネットから拝借しています・・・

ネットで樹脂サッシで✓すると、これが使われているのは東北以北が圧倒的多数。また欧州では樹脂サッシはポピュラーなものになります。

地図をよく見てください。東北以北が赤ラインのつもりです。ネットから失敬したものなので、位置関係が微妙にずれているかもしれませんが・・・
東北以北の気候は湿度が少なく夏は過ごしやすいが、冬は冷え込みが厳しく降雪もあり、真冬日、氷点下の日もあります。名古屋とは違います。
東北以北の寒冷地で樹脂サッシを採用するのは理に適っていますが、名古屋でそこまで必要でしょうか?
氷点下の日はあっても数日です。
日中は氷点下にまずならない。
「欧州、北米では樹脂サッシが使われているので使いたい」はただそのものだけを見ての考え方です。
全体のバランスがその地域の気候風土にマッチしていればいいのです。
過剰なものは要らないと思います。
沖縄で樹脂サッシ必要??必要ないと思います。
樹脂サッシは、
色がぼけてしまう、紫外線劣化で樹脂が固くなってしまい粘り気がなく割れやすくなる、汚れが付着する、割れた時のメンテナンスが樹脂を火で炙って溶かして引っ付けるしかない・・・難点が結構あります。
どちらかと言えば寒さより夏が暑く、強烈な紫外線を浴びる名古屋だとこういう事象が起きやすいと想定されます。
名古屋で建てるということを考えればオーバースペック。
過剰設備になってしまう。
コストと見合わないのではと考えます。アルミだと結露??私たちは外はアルミ、中は樹脂を使っています。

あ壁が塗り壁、床が無垢材なので湿度調整はしっかりしてくれるし、断熱性能高いのでオールアルミでも結露の心配はないと思いますが、それよりもワンランク上の物を採用していまするこれで十分な暖かさを確保できます。

北海道や欧州ではこれを使っている、という一つの物を見る考えではなく、名古屋という地域で暮らすと考えてほしい。
そうするとオーバースペックにならず、ベストな選択になっていくはず。そのような仕様わいつもご提案している私たちです。

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