ある町屋でふと見かけた窓格子。

京の町屋は角材の縦格子だけど、これは竹を半割にして縦格子にした素朴なもの。
京都の町屋は贅を尽くしている?こじゃれている?気品がある?ような感じですが、真逆ともいえるあまりにも素朴な竹の格子はかえって目を引きます。
目隠し格子としては十分に役割を果たしてて、わざわざ角材を加工しなくても用は果たしてくれます。
竹材と角材のコスト、加工するコスト、取り付けるコストを比較すると竹材格子は角材の格子の1/5ぐらいではないのかな?
庶民はこれでいいよね。我が家にも付けたいぐらい。
竹の半割は大工の頃、よーくやらされました。
鉈で割ります。竹は硬質材。のこぎり、ノミを使うといっぺんに切れなくなります。竹細工をした後は必ずノミ砥ぎをして刃を出すという面倒さがある。
少しばかりやっかいな竹材ですが、しなりもあり、硬さもあり、おまけに成長が速いという利点もあり。
鄙びた町の一角にあった竹格子。
日本的な設えがとってもいい。


