当時の床下収納庫。

持ち手が真ん中にありますが、ここを引っ張ると2枚が引っ付いていて、折戸式になっていましたぞ。これ珍しいです。私はこのタイプの床下収納庫はつけたことがないです。
そして開けると・・・

幅40センチほどの収納庫が3つ。スライドタイプで収納量が多い。蓋がついているのも珍しい。
半世紀近く経つのに、劣化なし。それはアルミの枠の肉厚が分厚いに代表されるように当時の物づくりは長持ちを最優先にしていたからです。最近のものはコストカットが甚だしく、脆弱なものも多く見かけます。
ものづくりニッポンも貧弱になってしまったな・・・と少しばかり悲しい気持ちになります。
床下収納庫を取り付けることはもうほとんどなくなりました。理由は埃が落ちて綺麗じゃないこと、歩くとギシギシ、そして床下からモノを取り出すという収納は使いにくいからです。収納は立ったまま出し入れが基本線。
床下点検口ぐらいしかつけなくなりました。ただしよくチェックに行く新築分譲住宅はほとんどついています。注文住宅ではニーズないのに、ちょっと不思議。
初見の床下収納庫でしたが、作りの良さにびっくりした私です。
