うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

リノベーション〜1次元から3次元の世界へ〜

リノベーションとは新築同等に作りかえることをいいます。

リフォームは新築当時の状態に戻すことをいいます。

作りかえるということは構造躯体を変更し、現行基準の耐震性能、断熱性能まで引き上げることを指します。

まずは間取り変更に伴う構造変更、補強が第一関門です。これムズイんだよ。簡単ではない。

構造を熟知していないとやれるものではありません。私は木造戸建ての棟梁だからね、すぐに解決できるけど、同じようにする方とは巡り合ったことがありません。それだけ難度の高い技術力が必要ということです。

計画中のリノベーションの構造ですが、階段位置変更をせざるを得ないために、胴差しにかかる2階梁をカットし、残る部分を受けなくてはなりません。受けるだに柱が必要。柱が必要ということは土台が必要。土台が必要ということは基礎が必要ということ。

その基礎をどう繋いでつくるか?思案のしどころです。

一つ梁をカットすることでどんどんと繋がってやることが増大する。

平面見ながら3次元で思案する、頭の中が3Dプリンターみたいなものです、笑。

1次元を3次元ですぐ考える力は大工をしていたからですね。1次元から3次元は凄い‼️とよく言われたものです(^-^)

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