うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

無垢材の廃材

会社には現場から出た廃材を分別するバケットが置いてあります。
1つは木材専用。


大半が無垢の木材で、オーナーさんがたまにキャンプ用の薪として取りに来てくれます。
無垢の木材は燃やしても環境破壊とはなりません。
木は空気中の二酸化炭素を吸って大きくなりますが、固体として残っていると二酸化炭素をストックしてくれる役割。
焼却したとしても、もともと空気中にあった二酸化炭素を元に戻すだけなので、地球温暖化になるガスが増えると言うことではないんですね。
石油を燃やすことで、二酸化炭素が増えていく構図が現代の世の中にはあります。
石油がない時代は、空気中の二酸化炭素が木に吸収され、暖房を取るために燃やしたりしたときに再び空気中に戻ると言う循環でした。結局二酸化炭素は増えておらず、同じ量が空気中にあったり固体に吸収されたりして存在していたわけです。

そんなことを考えると、廃材となった木材は薪として活用したいなと正直思います。ただこのようなきれいな木材はチップにもなります。紙です。
紙になったものを廃棄して焼却すれば同じように二酸化炭素を空気中に戻すことになりますよね。

少しこのような木材をどのように活用するかを考えてみたいと思ってます。

 

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