最近、電磁波、化学物質に対するお問合せが急増しています。
現代の人が暮らす環境は、便利と引き換えにかなり悪化している状況です。
化学物質過敏症という言葉がありますが、これは家を構成する建材から様々な揮発性化学物質が放散され、人がそれを吸い込むことで異常が発生することです。
新建材の良いところは、安い、施工が楽、割れたり反ったりなどのクレームが起きない、工期が短くなる・・・などあります。
悪いところは、良いところと引き換えに揮発性物質の放散で人体に影響を及ぼしたり、必ず劣化が起きるので遠くない将来メンテナンスが必要なこと。初期投資は安価でも後からお金がかかる家になります。
古民家を見ると新建材はありません。
全て自然素材。
自然素材は施工が難しい。技量がいる。だから匠の職人が必要でした。新建材オンパレードの今は職人は要らないです。残念なことです。

電磁波過敏症の方も多くいます。
電磁波は揮発性物質同様、見えないから厄介です。
それを見える化したのが電磁波測定士。
こんな風にします。
電場の基準値はスウェーデン基準の25V/M(ボルトパーメーター)です。
コンセント近くで測定すると・・・・290ボルトパーメーター。

60㎝ほど離れると・・・20ボルトーメーター。

これでOKな数値です。
冷蔵庫なんぞは近くで測定すると、780ボルトパーメーター。

離れると10ボルトパーメーター。

なので一番の対策は離れることなのです。

最近の家電はコストカットのために金属が減激しています。
車の樹脂ボディーがあったりして軽量化=燃費向上をやっているのと同じです。
電場は金属を経てアースを取ります。
樹脂ではアース接地ができないのです。
離れることがまず第一。
次にアースが取れるようにすること。
この二つがポイントです。