倉吉泊だからね、土蔵群を行かなきゃね。
古い町並みでした。当時の姿をそのまま伝えている姿も数多くあり、山陰地方かつ交通の便がそれほど発達していないことから山口の萩と同様に残った建物群だと思います。利便性があると開発で一気に街が変わるからね。
山陰地方の鄙びた雰囲気が残ってて、
今を生きる人たちが目にすることができるのは幸せなこと。
土蔵ではないけど、明治の洋館発見。

この飾り部分の仕上げが本当にすごい。当時の職人は時間をかけて作っている。手に職をつければ食いっぱぐれは無いということで跡取り以外の男たちは職人になったりしたことが多かったようです。
今でも立派に通じる飽きの来ないデザイン。とってもいい。
次に入ったところは旧商家の豪邸。長押に三ツ割材を使っている。塗ってあるのは漆だと思う。

釘隠しがいかす。飾り職人の手作り。

引手。何とも手の込んだデザイン。こういうものが廃棄されているのは悲しいです。価値がわからない人はただの金物になってしまう。どれほど手間暇がかかっていることか。当時の職人と会いたいです。襖紙には墨で雅号と落款もある。

欄間。

そして土蔵群。

土蔵の横には用水が流れており、当時は生活用水だったと思います。すべての土蔵に石橋が掛けられており、風情たっぷり。
ここにも。

ここにも。

石垣の上に建てられた土蔵ですが、一階が下見板で焼き板になっている。材は杉。上は漆喰塗りで黒カビが発生しているけど、それがまた風情あり。焼き板の下に床下換気口もある。

用水は玉川というみたいだね。城の外堀だったとある。こういう川に萩だと鯉が泳いでいる。


魚町。

大店会という建物は国の登録有形文化財になっている。


この石畳がとってもレトロ。コンクリートではこんな風合いでないよ。

焼き板。


どうして焼き板をやっているのか?わかりますか?
防虫効果、腐敗防止効果があるからです。炭化された木材は湿気を帯びにくい。水をかけるとすぐにわかる。
染みこまないのです。水が染みこまないということは湿気を帯びにくい→腐朽菌が発生しにくいという理屈です。
倉敷も同様な焼き板の街並み。昔の人はちゃんとわかっててやっていることが多い。何でもかんでも力づくになる現代人とは随分と違う。そのモノを活かす知恵が凄かったんですね。
土蔵群、結構歩きました。いいところだよ。ぜひ。
