オーナー様のところに訪問。
私が図面を引いて大工さんに指示した玄関屋根を久しぶりに見たよ。

方杖に腕木を差し込み、栓打ち。
時間が経ってもイカす。
破風板、垂木のサイズもちょうどよい。久しぶりに見たけど、飽きが来ない。
いいディテールはそういうものです。
最近の家は同じものばかりでどうしたものかと。
コスト最優先の割には高い。
こういうデザインは大工さんのひと手間がかかるけど、古さを感じさせないのがいい。
コストの問題ではなく、長く愛してもらうためのこだわりディテール。そこにコスト投入するのって大切だと思うんだけどね。
こういうことを失くして、普通のものばかり作っていたら技術もなくなるし、設計士の力量など上がるはずもない。
最近はコンピューターですべてやってしまうので、このようなアナログチックなものをやらないと職人も設計者も育たないよ。
こういうところは妥協なくやっていきます。それが工務店だもん。
