天白区の梅が丘の中戸戸建チェックに行った際に、見つけた変わった形のコンクリート構造物。

日進変電所防空壕とある。
日進市のホームページには、
日進変電所は、天竜川(静岡県)方面で発電された電気を名古屋港周辺の軍需工場等へ送電する重要な中継施設として昭和11年1月に建設されました。その後、名古屋初空襲(昭和17年4月18日)があったことから、配電盤を死守する職員に何かあった場合、すぐに代われるよう予備要員が待機するために防空壕がつくられ、当時は変電所本館に隣接して同様のものがもう1基ありました。
その構造は、長さ8.5メートルの半地下式で、入口は4箇所あり、屋根は爆風を避けやすいようにアーチ状になっています。また、鉄筋コンクリート製の強固なつくりは名古屋市近郊では、非常に珍しいものです。
Googleマップのスクリーンショット。左が防空壕、右が変電所??



こんな身近に戦争遺跡が残っているとは驚きました。
先月、NHKで総力戦研究所のドラマがありましたね。
資源・・・食糧、燃料、南方資源の輸送経路、人員、兵器増産能力などを総合的に見て、日本は米国と戦えるかどうか?と言う研究所のドラマでした。
現実を見据えて理詰めで結論を出すと、緒戦は戦えるが次第に資源の輸送経路が破壊され、どんどんとジリ貧になっていくから開戦はできないと。
軍部の将校たちは大和魂とか精神論を前に濃厚に出しててすごい違和感が。研究所のエリートたちの結論も虚しく、開戦に突入した物語でした。
電気の補給線と言うことでこの変電所と防空壕も設置されたんでしょうが、空爆で寸断されたのかなぁ。
こう言う遺構を残していることは大切なこと。
先人たちの歩みを知り、今を改める良いきっかけになります。
身近にある遺跡は大切にしていきたいね。
