お客様から「遠方の実家が空き家で維持管理に苦労していて、行くだけでも大変。休みもつぶれてしまうし。家は風を通さないと傷むと聞いたので、一か月に一回行ってますが、そろそろ限界。維持管理をお願いしたいが、どこに頼んでいいかわからない。うえやま建設さん、遠いから行けないですよね?」と聞かれたことがきっかけです。
遠方の実家とは岐阜高山・・・私たちはとてもじゃないが行けません💦高速で2時間半。混んでいたら3時間。作業1時間して戻ってくると一日終わりです。行ってあげたいけど、出張経費だけでも相当にかかるのでねぇ。
住む予定はないの?と尋ねると、兄弟姉妹は既に家があり、実家に戻る予定はないとのこと。売却ということも考えているが、私が育った実家なので愛着があり、悩んでいるところですと・・・
家ってね、放置しておくと劣化が進みます。換気をしないと傷むとよく言いますが、それは湿気が溜まりカビなどが発生し、木材などがどんどんと腐朽していくからです。空気が淀むと埃がたまり害虫発生の原因にもなります。
そんなことで悩んでいる方が結構身近にいるので、建物に精通している私たちならサポートできると判断し、空き家サポートをスタートしました。
ネットから拝借したものですが・・・

改正空き家特措法で特定空き家に指定されると、小規模住宅地の固定資産税減免措置が外され、通常の課税になります。下の絵では6倍とありますが、実際は最大4.2倍ほどです。

今まで土地の固定資産税10万円を払っていたけど、特定空き家に指定されると4倍にもなるということ。
それが嫌ならちゃんと管理しなさいという法律。
空き家は治安が悪くなりやすい。放火、侵入などの危険性も多々あり。
管理したくてもできない人たちがいる。その代わりに管理しましょうというのが空き家管理サポートです。
今後、少しずつ空き家管理に関してBlog書いていきます。
こういう仕事も不動産・建築を生業とする企業の役目。土地の価値を下げないのは不動産の目線、建物の価値を損なわないようにするのは工務店の目線。
不動産チームの中田さんが主で活動してくれます。もちろん、私も動きますけどねー。
困っている方をヘルプするという何とも心が湧き立つような思いです。お役に立たないと社会にいる意味は無し。
空き家は今900万戸あります。少子化もあり、わざわざ家を新しく建てる必要はないのですが、ディベロッパーは建てつづけないと転んでしまうのでこれからも建て続けると思うよ。私たちは地域の工務店&不動産屋。建てるよりも再生して使う、地震が心配だから建て替えではなく低コスト耐震補強して安心して暮らせるようにする、昔の棟梁が手塩にかけた木造住宅に付加価値を付ける!これが役目。それも地域で行う。
空き家管理サポートがここに加わります。空き家管理は地域限定にしています。会社からほぼ30分圏内。
天白、緑、瑞穂、昭和、名東区をメインに日進、長久手、東郷あたりもプラスして。遠くに行くとちゃんと管理できないからねー。皆さんのお助けマンになりますように。
