ゴリっとしたバリトンサックスが意外と好き。おそらくチェット・ベイカーにハマった時にジェリー・マリガンのゴリゴリだけど、スインギーな音色に魅せられた体と思います。バリトンのイチオシはマリガンですが、このペッパー・アダムスも悪くない。
ジャケットがまず好き。

1963年のレコーディング。
ペッパー・アダムスがチャールス・ミンガスの代表曲9曲をオクテット&クインテット編成で録音したものです。
オクテット編成にはサド・ジョーンズ、ハンク・ジョーンズ、ズート・シムズが参加。
クインテット編成はサド・ジョーンズ、ポール・チェンバースなどが参加。豪華メンバーが集っている。
アレンジにはペッパー・アダムス、サド・ジョーンズ、テディ・チャールス、アル・コーンも参加している。すごいメンツです。。ペッパーのアルバムの中でベスト盤じゃないかな?

バリトンが入ると、急に鈍重になったりして???ってのもあるけど、ペッパーのバリトンはそれをさせない。スインギーなのです。スマートと言った方がいいかな?
とっても優しいおじさんだったのがわかる。

QUINTET
PEPPER ADAMS : baritone sax
THAD JONES : trumpet
HANK JONES : piano
PAUL CHAMBERS : bass
DANNIE RICHIMOND : drums
OCTET
PEPPER ADAMS : baritone sax
THAD JONES : trumpet
BENNY POWELL : trombone
CHARLES McPHERSON : alto sax
ZOOT SIMS : tenor sax
HANK JONES : piano
BOB CRANSHAW : bass
DANNIE RICHIMOND : drums
オリジナル盤で5000円ほどでした。人気もあまりなく、高値はつかない。でもこういうマイナー盤をオリジナルで持つ喜びはジャズレコード収集の喜びの一つだよ。
