うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

2022初遠征

年明けはやはり城址探索に行かないとねー。

もう7、8年前かな?

土砂降りの日に行った小牧山城址に再訪。今朝も降られましたが…

発掘調査と整備がバリバリされててびっくり。

れきしるこまきという歴史資料館が素晴らしい出来でしたよー。

以前訪問した時は何もなかったのに、すごい力の入れよう。

小牧山城は織田信長が初めて築城した歴史的なところ。

長らく放置されていましたが、発掘調査の結果、石垣が発見されたりして、いち早く石垣の城を作ったことが判明しています。

発掘説明会に行きたいんだけど、土日にやるので無理(泣)

れきしるこまきにこんな石が展示。

ヤ石に墨で「佐久間」と書かれているのが分かります。

当時築城に携わった武将たちは、石垣に家紋を入れたりしてますからねー。

400年の時を経て信長の古参家臣「佐久間信盛」が石垣作りに携わったと分かるってロマンがあるよねー。

展示は最新技術を駆使された内容で飽きなかったです。

結構楽しめるのでぜひ。子供連れのお父さんが説明していたのが印象的でした。

やはりここにはお母さんはおらず、笑。女性はあまり興味ないかもね・・・最近歴女さんが増えていますが・・・

山頂に昔から建っている小牧市歴史館があります。

名古屋在住の実業家が私財を投じて建設したものです。今の模擬天守のようなものす。

この建物の下にも色々と埋蔵物が残っているのではと思いますが、当時放置されていた小牧山をこのように光を当てた行為はすごいことだと思います。

名古屋城天守閣の木造再建計画は賛否両論ですよね。

戦後、市民の寄付で再建されたコンクリートの天守閣。

戦災を乗り越えた名古屋市民が希望のシンボルとして寄付で再建したものなので、私はこのまま残して欲しいとずっと思っています。

本丸御殿は再建されましたが、一度も行ってません😅天守のない廃城の方が好きなので。

さて小牧山を散策。

切り岸と空堀。きれいに残っています。

こういうものが至る所に残っていて、時間があれば隅々までチエックしたいところ。

小牧市歴史館展望台からの景色。

ここから岐阜城、犬山城が見えるんです。

小牧山城址周辺の過去地図。

広大な平野(ほとんど田んぼや畑ですが)にポツンと小山があり、そこが平山城となった小牧山城。

北東は犬山城が一望。北西を見ると金華山岐阜城が・・・

過去地図を見ると、どうしてここに平山城を縄張りしたのかがよく分かります。

岐阜=美濃国は信長にとって危ない敵、斎藤家があり、本拠地が金華山の稲葉山城。

非常に敏感になっていたと思われます。

濃姫を娶り親戚関係にあるけど、時代が時代ですからね。

そして墨俣一夜城を秀吉が建て、稲葉山城を牽制し、その後斎藤家を放逐し信長が稲葉山城にはいり、地名を岐阜と改めたのが歴史です。

小牧山城は美濃国攻略の足掛かりだったのでしょうね。

 

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