床の下地を組んでいます。
下の写真は大引きの合い欠きという仕口の仕掛け。横に建っている柱は奥三河産の自然乾燥桧3.5寸角。

木下地がないところは、鋼製束で行います。大引きがきれいに並んでいるよ。これも奥三河産自然乾燥桧3寸角。

古い土台火打ち、新しい大引き、そして根太。

根太は奥三河産自然乾燥 桧1.5寸角。芯持ち材をもうつくらないと聞いて仕方なく芯去り材にしていますが、強度的には問題なし。

芯持ち材を使わない理由は、間伐材を使わないということ。手間がかかる小径木の間伐材を製材してもお金にならないという理由から一定の径がある太い丸太から芯去り材を割り込んでいるようです。
ということは小径木の間伐材はチップまたはバイオ燃料ということ。勿体ない。
こういう小さなことですが、延々と続いてきた木造建築の根幹が消えていくのです。
それでも作ってとやってコスト大になるとお客様にはいいことなし。悩ましいことです。
給排水の配管も完了。

床の下地が終わったら掃除しないと。
現場は桧の香りが濃密に香り、気持ちいいよる
新旧の木材の色のコントラストもいい。
この時期の現場は私はすっごく好きです。
