うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

屋根の野地板

屋根の下地に使う板材は無垢の野地板が一番ベストです。
ただ最近は耐震等級の関係で無垢の野地板を使うと性能数値がでないとかで嫌になります。
合板の方が耐震性能高くなるんです・・・

合板って雨にぬれたり、湿気を持ち続けるとこんな風になるんだよ・・・

スライスされた薄板の接着が剥離(ネットから失敬しています)。こんな激しく劣化したものも・・・

雨に濡れた合板下地の上にルーフィングというものを貼りつけ、全く乾かず剥離と思われます。


床がプカプカするから直したいとご連絡いただくと、全く同じ症状。
合板というものはいつかは剥離するのです。
できることなら使用したくないのですが、耐震等級最優先だと使わざる得ないのです。
今回の増改築リノベーションのお住まいではこれ。

無垢の野地板。
これが半永久的に傷まない。
雨漏りや湿気がずっと帯びた状態になってはダメですよ、そうじゃない限り半永久的。
古民家などはみんなこれ。
古民家と言われる屋根に合板を張っていたら、今頃朽ちています。
無垢材の本質を知り、適材適所で使う。これだけで半永久的なものになる。
断固として貫きたい我々のこだわりです★

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